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2019年におけるPrebidの成長

2月 21, 2019

Prebid.orgは成長を続けており、この成長に伴い、オープンソーステクノロジーを最適化する新機能やサービスもあります。ルビコン・プロジェクトのPhilip Meyer、Bret Gorsline、Garrett McGrathが、成長する組織とそのパートナーに2019年に何を期待するかについて話し合いました。

ヘッダー入札の進化に伴い、2019年にPrebidが成長する最大のチャンスは何でしょうか?

Bret Gorsline(Gorsline):2つあります。1つは、Prebid ServerとPrebid SDKが今年、Prebid.jsよりも目覚ましい成長を遂げることでしょう。モバイル側の普及が進み、システムがより透明になり、より多くのアダプターが利用可能になります。もう1つは、どのフレーバーのヘッダー入札も、インストールや運用が容易になるため、より(良い意味で)味気のないものになるはずです。

Philip Meyer(Meyer):サーバー側のヘッダー入札に移行することで、人々はあらゆる種類のメディアに接続し、より多様な広告枠にアクセスできるようになります。今後は、進化するテクノロジーを使用して、Prebidは屋外デジタル広告(DOOH)、コネクテッドTV、オーディオなど、あらゆるものを取り扱えるように「成長」していきます。2019年におけるPrebidの中核的責任は、もちろん、より良い製品になることによりモバイルと動画の進化を支えることです。

Garrett McGrath(McGrath):コードは常にオープンソースである必要があり、その基本的な柱は絶対に変わらないはずですが、パブリッシャーを成功に導けるよう、その上にPrebidのツールを構築し、インテリジェンスを高め、サービスを提供し、要するにPrebidとその導入を「製品化」するのはルビコン・プロジェクトなのです。

ルビコン・プロジェクトのPrebid「製品化」への関与について言及されていますね。将来のオープンソースソリューションの形成におけるルビコン・プロジェクトの役割は何だと思いますか?

Meyer:まず第一に、当社には、Prebidに対する重要な貢献者としての役割があります。当社は数多くのコードを書いてレビューしており、Prebid Management Committees(PMC)により導かれる計画と優先順位付けプロセスに深く関与しています。これらの委員会は会員組織で構成されており、当社は、専門知識を持っている分野で業界からのフィードバックを集め、そしてその収集されたインテリジェンスをPrebidの機能とポリシーに組み入れます。また、Prebidを使用した経験に基づき、Prebidの実装と使用に関するベストプラクティスも文書化しています。さらに、当社はDemand Managerという新製品を開発しています。これは、オープンソースのPrebidの上に一連のテクノロジーとサービスを提供してPrebidをパブリッシャーにとってさらに役立つものにする製品です。

Gorsline:Prebidのリーダー兼貢献者として、当社は二重の役割を果たします。2019年も、基盤となるオープンソーステクノロジーの開発を継続し、既存のシステムに追加して改善を続けていく所存です。また一方でレポーティングやユーザーインターフェイスなど、Prebidの製品化にも多くの努力を払う予定です。こうすることで、Prebidを使いたいと思っている人なら誰にでもその効用と能力を広げることができるのです。

McGrath:効果的なヘッダー入札のインストールには、少なくともエンジニア1名と広告運用リソースが1つ必要であることは、パブリッシャーコミュニティではよく知られています。このため、このテクノロジーを実行するために少なくとも2人のパブリッシャーが必要とされる、またはパブリッシャーのコアテクノロジーに焦点を絞っていない2つのリソースが必要になります。ルビコン・プロジェクトでは、コンピュータサイエンスの学位を必要とせずに、テクノロジーを実行し最適化するために必要なツールとサービスをユーザーに提供することが当社の責任であると考えています。このため、多くのソリューションを提供することに加えて、今年の早い段階でパブリッシャーが自らの手でPrebidを導入できるDemand Managerの提供を開始します。またすべてがPrebidに基づいて作成されるため、基本となるPrebidコードが確認できます。利用者への支援的サービスやツールを提供することは、オープンソース開発に大きく貢献するでしょう。

Prebidを補完するような製品がパブリッシャーをどのようにサポートできるのでしょうか?

Meyer:新製品群は、Prebidをすべてのパブリッシャーそして最終的にはあらゆる種類のすべてのメディアプロバイダーにとって有益なものにするために必要なミッシング・リンク(欠けていたパズルピース)を提供します。現地点では媒体者がが高度に技術的な方法で対話する準備ができていない限り、ユーザーがこのテクノロジーを利用することはできません。

Gorsline:Prebid.orgが管理ユーザーインターフェースや報告システムをホスティングする予定はありません。どの役割はエコシステムの各プレーヤーが担うものです。それは主要SSPからカスタムレポートプロバイダー、さらにはより小規模のマネージドサービスプロバイダーに至るまで含まれます。。なぜなら優れたサーバーサイドまたはUIソフトウェアをPrebid.orgが提供していても、それをどこかで実行する必要があり、グローバルな大容量インフラストラクチャをホスティングすることは誰に対しても向けられはしないからです。サービスエコシステムは、そのつなぎを作ったり、これらのものを自分でホスティングしたりしたくないパブリッシャーにとってのギャップを埋めるために存在します。

McGrath:Prebidの製品化を理解する上では、Squarespaceのような会社を考えと分かりやすいでしょう。これは元々、ウェブサイトを作る方法として始まりました。HTMLを知っている必要がありました。でも今は進化しているので、HTMLは知らなくて大丈夫です。よりアクセスしやすく、ユーザーが結果を最適化できるようにします。パブリッシャーは今後、新しい、従来より手間のかからない方法でPrebidとやり取りすることができます。当社が今後発表する製品やサービスで、メディアの皆さんのユーザーエクスペリエンスを変革したいと考えています。

ルビコン・プロジェクトの prebid.org、製品、サービスへの取り組みについての詳細は、contact@rubiconproject.comまでお問い合わせください。


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