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2020年の日本におけるプログラマティック広告の展望

2月 4, 2020
By ルビコン・プロジェクト

日本のプログラマティック広告業界が今年2020年に注目するものとは?ルビコン・プロジェクトの日本カントリーマネージャーである Shien Zhu 氏にお話を伺いました。

 

Demand Manager の成長がさらに加速

2019年の市場における Demand Manager への反応はどうでしたか?

Shien Zhu:

総じて好意的に受け入れられたと思います。実際、日本の Demand Manager には、日本のパブリッシャーからアイデアをもらった機能や特徴が盛り込まれています。彼らが本当に求めるニーズに対するソリューションを提供できるよう、彼らと密接に連携しました。

2020年の日本市場では、Demand Manager の受け入れがさらに進むとお考えですか?

Shien Zhu:

Demand Manager は、市場での成長を続けるでしょう。弊社では、パブリッシャーとのパートナーシップから得られたケーススタディを、Demand Manager のベストプラクティスとして紹介したいと考えています。また、機能やサポートするフォーマットをもっと増やすことで現行のソリューションにさらなる価値を付加していきたいとも考えています。私たちのパートナーがさらなる成長を遂げ、組織としてのゴールに到達することができるように、もっと踏み込んだ分析も実施する予定です。

今年2020年、顧客による Demand Manager の活用方法はどのように進化していくとお考えですか?

Shien Zhu:

業界大手による Demand Manager の導入が拡大するでしょう。これによって中小規模のクライアントも Demand Manager による成功を自社でも再現したいと考えるようになると思います。クライアントのタイプにも幅が出て、ありとあらゆる業界 (ニュース、Eコマース、ポータルサイト等) やプラットフォーム (ウェブやモバイルアプリ) をカバーしていくことになります。

日本でのさらなる発展を目指す Prebid

2019年、Prebid は市場にどの程度浸透しましたか?そして、2020年に Prebid がさらに規模を拡大させるには何が必要でしょう?

Shien Zhu:

さらに多くの業界関係者が、マネタイゼーションパートナーとの連携における透明性や柔軟性の大切さに気づき始めています。Prebid は、プロセスの簡素化を容易にし、高い効率性、公平性、柔軟性を実現するための選択肢を、市場に提供することができます。

Prebid の認知度をさらに高めるために、東京でPrebid.org イベント を開催し、地元コミュニティとの交流が可能になるよう準備を進めています。

ルビコン・プロジェクトでは、パートナーによる Prebid 導入をどのように支援していますか?

Shien Zhu:

Prebid.org の主要な貢献者であるルビコン・プロジェクトは、業界のイノベーションや透明性を推進する業界リーダーとして世間に幅広く認知されています。地元パブリッシャーや SMB の多くは、業界有力者たちとのパートナーシップに対する複雑な心境を吐露しています。それに、ベンダー固有のラッパーは時に非効率であったりブラックボックス化されているため、定期的な変更やアップデートは、彼らに大きな心労と困難をもたらすものです。こういったことも Prebid 開発の背景になっています。オープンソースやコミュニティベースのアイデアは、選択肢を求める多くの関係者から高く評価されています。企業同士をつなぐためのより良い方法を探り、彼らのメッセージを汲み取ること、それが Prebid の使命です。

パブリッシャーがこういった問題に対処し、Prebid のオープンソース構造を通じて最新のテクノロジーに追随できるように、ルビコン・プロジェクトは Demand Manager を介して支援を提供しているのです。

フォーマットの勃興と東京オリンピック

2020年の日本における最大のトレンドは何だと予測していますか?

Shien Zhu:

DOOH や CTV 、オーディオといったの新しいフォーマットの成長が見込まれます。弊社としては、既存の強力なパートナーシップを引き続き成長させ、新しいトレンドやテクノロジーをパートナーとともに探っていく予定です。

2020年はどんな年になるでしょう?

Shien Zhu:

2020年は東京オリンピックがあります!実際に訪れる人やネット経由での来訪を含む訪日客が記録的な水準に達すると見込まれます。日本にとっては、世界と積極的に交流する絶好のチャンスになるのではないでしょうか。

Demand ManagerPrebid、そのほか記事内で取り上げた内容へのお問い合わせは、contact@rubiconproject.comまでお願いします。


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