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DIGITRUST は我々が待ち望んでいた「ユニバーサルID」なのか?

5月 4, 2018

Webサイト閲覧やネットショッピングの黎明期から、Cookieはネット広告業界を支えてきました。メディアがオーディエンスを把握し、彼らが何に興味をもっているかを理解し、最も関連の高い広告を配信することを助けてきました。しかし、プログラマティック広告の成長やモバイルデバイスの急拡大は、この業界をドラマティックに変え、もはやCookieでは充分とはいえない状況を作り出しています。

ネット広告業界全体において、テクノロジー企業、広告主およびパブリッシャーは一丸となって、Cookieの代わりとなりうる代替手段を探しています。そして、様々なユーザーを識別し、行動を分析するためのソリューションがしのぎを削っています。DigiTrustは、ルビコン・プロジェクト、Dataxu、OpenXといった企業の支援を受ける非営利団体であり、独立したIDコンソーシアムです。DigiTrustはそれら選択肢の一つとしてあげられますが、本当にこれがベストなものなのでしょうか?

新たな「ユニバーサルID」が必要な理由

ここで Cookie の仕組みと役割を簡単におさらいしておきましょう。

Cookieとはユーザーのブラウザ内に住み着く小さなコードの欠片で、サイトやプラットフォーム間を移動するユーザーを特定します。かつて、ある程度限られた数の企業が、アドネットワーク経由でオーディエンスを広告主に売ったり、広告やWebサイト経由のEコマースの売上をトラッキングし分析したりする分には有効でした。

しかし、プログラマティックの世界では、今では数千にのぼる企業がクッキーを生成し、メディアの売買を行っています。そして全てのソリューションプロバイダーがそれぞれCookieベースのユーザーIDを作成し、それぞれが別のソリューションプロバイダーのCookieとマッチング(同期)を行なう必要があります。

この同期プロセスによってのみ、ユーザー12c(ApartmentTherapy.com で素敵な休暇の飾り付けを探している母親)とユーザーK22(ApartmentTherapy.comの広告インベントリーを販売するSSPよる識別)が同一人物で、しかもユーザーID:9g8(Agency Trade Deskが小売店「Target」の30%割引クーポンを贈りたいユーザー)と同一人物であることが確認出来ます。

この同期プロセスは、プログラマティック広告の一連の動作が効果的に行われるために迅速かつ精度高く作動する必要がありますし、ほとんどのプラットフォームは互いによく連携してはいるものの、まだエラーが発生することもあります。全てに共通の「ユニバーサルID」を実現すべき理由の一つは、各ユーザープラットフォームによらず、同期エラーが発生しない状況を作り出す事にあります。つまり、広告主の投資がさらに効率的になり、結果パブリッシャーもより多くの対価を獲得できるようになるのです。

ルビコン・プロジェクトがDigiTrustを支援する理由

以前にもご紹介したとおり、ルビコン・プロジェクトはオープンかつ高い透明性を実現することをポリシーとしています。また、DigiTrustは中立かつ、非営利のコンソーシアムであり、すべての関係者 – パブリッシャー、広告主、またその間をつなぐすべてのテクノロジープラットフォーム – に対して、等しく利益をもたらすべく共通のIDを作ることに取り組んでいます。

DigiTrust はメディアの売買のみに焦点を当てることなく、また特定の企業固有の技術や利益に縛られてもいないため、この業界のバイヤー・セラー双方の企業全体における取組をよく反映した、このユニバーサルIDというソリューションを成功させるのに最適なコンソーシアムであるとは考えています。

パブリッシャーとしての関わり方について

詳細はDigiTrust のウェブサイトのよくある質問をご覧ください。または、ルビコン・プロジェクトの営業担当までお問い合わせください。


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