ヘッダー入札の将来
3月 7, 2019
Mobile World CongressでのPrebid.org代表者サミットでの重要ポイント
Marfeelにいる友人によるまとめを要約
先週のMobile World Congressで、Prebid.orgの会長も務めるルビコン・プロジェクトのAlexandra Smithが、ヘッダー入札業界が直面している変革と、これらの変化を形作るうえでPrebid.orgがどのように役立っているかをパブリッシャーが理解するのを助ける、洞察力のあるディスカッションをリードしました。
AppNexusのRemi Boudard、Grupo ZetaのEnrique Blanc、ルビコン・プロジェクトのAlexandra Smith、MarfeelのLucas IsernとXavi Beumalaによるパネルディスカッションでは、Prebid ServerとPrebid.jsの両方に焦点を当て、サーバーサイドのヘッダー入札を採用することに関するディスカッションの中で4つの重要ポイントを特定しました。
- ヘッダー入札は、成長してサーバーサイドがの標準になりつつあります。現在はクライアントサイド側の実装が依然とし大半を占め、この状態はユニバーサルIDソリューションが実現されるまで変わる可能性は低いでしょう。 さらに、このテクノロジーは非常に新しいため、業界が高度なテスト済みソリューションに落ち着くまで、パブリッシャーは移行を躊躇しています。
- モバイルファーストテクノロジーは、(ヘッダー入札のあらゆる場面での)採用にも繋がります。 Prebid MobileはPrebid Serverを利用するため、パブリッシャーはPrebid Mobileを採用することで、ウェブトラフィック上でPrebid Serverのユースケースも検討出来ます。最終的に、コミュニティ全体がPrebid Mobileの開発により多くの時間とエネルギーを注ぐことが出来、サーバーサイドのヘッダー入札は統合されたされたソリューションに成長出来るでしょう。
- 2019年はハイブリッドの1年となるでしょう。 SSPがよりコモディティ化が進むのに伴い、可能な限り最も効率的な方法で最も期待どおりの速さで機能を提供できるよう、SSPのテクノロジー指向とサービス指向が高まる可能性が高いです。 それまでは、収益を最大化する目的で様々なPrebid実装が開発され、最終的にはモバイルファーストをきっかけにサーバーサイドのヘッダー入札に置き換えられるでしょう。
- ヘッダー入札+機械学習=インテリジェント広告。一旦採用が実現されれば、パブリッシャーは自動化されたシステムを通じてリアルタイムで複数のエクスチェンジにわたるDeal(PMP/PG取引)パフォーマンスを追跡できるようになります。 非効率なキャンペーンは探知され、最適化はもはや理論ではなくなり、現実のものとなるのです。
これらのトピックの詳細は、Prebid.orgから、当社の仲間であるMarfeelがまとめた要約全文をご覧ください。
Tags: Demand Manager, prebid.org, server side